ピクシスバンの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | トヨタ | |
| 車名 | ピクシスバン | ||
| 10.15モード燃費 | 16.2〜17.2km/L | ||
| エコカー減税 | 0％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1875mm | 4.2m |
| 荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
| 1860mm | 1315mm | 1235mm | 890〜940kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 99.7〜143.4万円 | 54.0〜102.0万円 | ||
ハイゼットカーゴと同一車種のピクシスバン！
トヨタのピクシスバンは、ダイハツからハイゼットカーゴのOEMを受けて販売している軽商用バンです。
現行モデルのフルモデルチェンジは2004年と古いのですが、マイナーチェンジの度に細部を改良して安全性能や走行性能を向上させており、ハイゼットカーゴは現在でもスズキのエブリイと軽商用バンのジャンルで、市場を二分するほどの人気を集めています。
ピクシスバンとOEM元車であるハイゼットカーゴは、フロントのI.C.バッジとリアの車名ロゴ以外に変更点はありません。バンの重要な性能要素となる積載能力や基本構造はまったく同じです。
クルーズ系は後部席の快適性重視なので仕事の用途に合わせてグレードを選ぶ！
グレードはベーシックモデルのスペシャル、ミドルタイプのデラックス、乗員の快適性を重視したクルーズとターボチャージャーを装着したクルーズターボの4種類が用意されています。
このうち、商用に適しているのはスペシャルとデラックスで、2名乗車時の最大積載量は軽自動車のリミットとなる350kgを確保していますが、クルーズ系は2名乗車時で200kgとなり、荷室長もベーシックグレードに比べると105mm短い1755mmになります。
クルーズ系は後部席の快適性を高めていることが特徴で、ベーシックグレードの後部席が一体型のシート厚が薄いベンチシートであることに対して、左右独立式となっており、ヘッドレストも装着されているので大人が長時間座っていても耐えられる環境に作られています。新車購入の際は商業形態の用途に合わせたグレードの選択をお勧めします。
狭い場所なら両サイドのスライドドアからも積み下ろしが可能！
ベーシックグレードは荷物を多く積んで配達する商用に適した設計で、後部席は背もたれを前倒させて荷室とフラットにすることを前提に作られています。
2名乗車時の荷室の広さはフロア長が1950mm、最大荷室長は1860mm、ハイルーフの荷室高は1235mmになり、助手席背もたれを前倒させると2630mmの空間を作り出せます。
バックドアはリア全面の面積に等しい開口部を備えており、高さは1155mm、幅は1335mmあるので、荷室いっぱいに荷物を積載する時でも無駄なスペースを作ることなくスムーズに積み込み作業が行えます。
また両側スライドドアは開口高が1190mm、開口幅は770mmあり、バックドアを開けないような狭い場所でもサイドから積み下ろしが可能です。
ペダルレイアウトを最適化しているので長靴でも運転OK!
インテリアではタイヤハウスをコンパクトに改良、ペダルレイアウトを最適化し、長靴を履いたままでもペダル操作ができるほど足元に余裕を作り、操作性を向上させています。
運転席のシートスライド幅は220mm、運転席ドア側の開口部には足元に300mmの余裕があるので、体型の大きい人でも運転のベストポジションがとれると同時に乗降もスムーズに行えます。小規模店舗の配達などで乗降を頻繁に繰り返す人に優しい設計といえます。
ハイゼットカーゴまで視野に入れれば選択肢がグンと広がる！
OEM元車となったハイゼットカーゴは中古車市場に豊富な車数が出回っていますが、まったく同じ機能を持つピクシスバンの車数は極端に少ない状態となっています。
これは中古車市場で売れているから品薄になったわけではなく、トヨタがピクシスバンの販売に消極的なことから新車販売台数が少ないため、中古車市場に出回っていないだけのことです。
中古車市場を探せば、2013年登録モデルで走行距離5万km前後の車種を65万円前後で購入することも可能ですが、仕事の用途にぴったり合う1台が近隣の中古車販売店にあるとは限りません。
ピクシスバンにこだわらず同程度の機能を求めるのであれば、ハイゼットカーゴも購入の選択肢に入れれば欲しい車種が見つかる可能性は一気に高まります。
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